【下北沢ラーメン巡り】おすすめの絶品ラーメン屋 5選

グルメ

東京・世田谷区を語る上で「ラーメン」は欠かせない存在と言っても良いほど下北沢の庶民文化を支えた食べ物です。

1980-90年代に東京の大田区、世田谷区、杉並区、練馬区を走る環状7号選沿いにはラーメン屋が多数店を構え長蛇の列が出来、その様子は「環7ラーメン戦争」と呼ばれました。

その中でも特に有名だった世田谷区羽根木に所在していたラーメン店の「なんでんかんでん」は、河原ひろし氏(マネーの虎出演の経歴)創業のお店で、福岡から歌手を目指して上京したものの泣かず飛ばずの苦肉の策として博多のソウルフードである豚骨ラーメン屋を始めたことから豚骨に馴染みのない東京人に一気にブームの火がつきました。

そこから四半世紀が経ち、今では世田谷区「下北沢」界隈は、バラエティーに富んだラーメン店で溢れています。

TOKYO LOCAL(東京ローカル)では、そんな下北沢に位置するラーメン屋さんの中から、売り切れ必至のおすすすめ絶品ラーメン店を厳選してご紹介いたします。

中華そば こてつ(世田谷区北沢2丁目)

「中華そば こてつ」は、ミシュランがコストパフォーマンスのよい良質な店に与える評価システムの「ビブグルマン」に選出されたラーメン店です。

こちらは家系(1974年横浜創業の吉村家など「~家」という屋号がついた豚骨醤油ベースの横浜ラーメン)ラーメン店で10年近い修行を積み独立した店主が2016年にオープン。

修行時代の家系ラーメンは豚骨によるギトギト感が特徴だったのに対し、こちらのラーメンは澄んだ動物系(鶏ガラ)と魚介系(ニボシや昆布)に、植物系(椎茸)を足した醤油のスープによって昭和の懐かしさと現代のエッセンスを融合させています。

中華そば こてつ
場所
東京都世田谷区北沢2-39-13
アクセス
下北沢駅から358m
営業時間
11:30~15:00 / 17:00~22:30[月]11:30~15:00
定休日
火曜日
予算
~¥999
注記
諸状況により、掲載情報から変更されている場合があります。事前に施設・店舗までお問合せいただくか、公式サイト等で最新情報をご確認ください。

スパイスラーメン 点と線(世田谷区北沢3丁目)

「スパイスラーメン点と線」は、北海道のスープカレー専門店「路地裏カリー侍」が長年培ってきた北海道産スパイスカレーの出汁の取り方とスパイスを焙煎し調合する術をラーメンに落とし込み表現されたスパイスラーメンを提供しています。

「ココナッツスパイスラーメン」「スパイスパクチーまぜそば」などのエスニック色の強いメニューなどもスパイスラーメン店ならでは。

そして辛さも2倍から6倍以上までお好みで増すことも可能になっていて、自分好みにカスタマイズ可能です。辛いのが苦手な方は、自家製で作られた濃厚ラッシーヨーグルトのクリーミーさでお口の中の辛さを緩和出来ます。

スパイスラーメン 点と線
場所
東京都世田谷区北沢3-34-2
アクセス
下北沢駅から385m
営業時間
平日 11:30〜15:30(lo15:00) 17:30〜21:00(lo20:30)
土日祝 11:00〜15:30(Lo15:00) 17:00〜21:00(Lo20:30)
定休日
無休
予算
~¥999
注記
諸状況により、掲載情報から変更されている場合があります。事前に施設・店舗までお問合せいただくか、公式サイト等で最新情報をご確認ください。

一龍(世田谷区北沢2丁目)

「一龍」は、創業1984年と古くからあるお店で、40年近く下北沢で愛され続けている老舗のラーメン店

「中華そば 一力 ※」の系列店である旧「一龍」(現「天龍」)から味を学んだ敦賀ラーメン(つるがラーメン)の人気店です。
※「ミシュランガイド北陸2021特別版」にも掲載された福井県敦賀市にある「敦賀ラーメン」を全国区へと導いた名店

敦賀ラーメンは豚骨と鶏ガラをベースに醤油味に仕上げたスープ
スープはこってりしたものから淡麗のものまでバリエーションの幅は広く、麺はウエービーでもっちりした細麺が特徴。

動物系の風味がありながらも、くどくなりすぎず、さっぱりした塩梅でトッピングの薄くスライスされた脂身の少ないチャーシューにネギ、メンマや紅生姜がアクセントを与えてくれています。

一龍(いちりゅう)
場所
東京都世田谷区北沢2-30-11 北沢ビル 1F
アクセス
小田急線/井ノ頭線 下北沢駅 / 下北沢駅の北口から徒歩3分 / 下北沢駅から180m
営業時間
11:00~21:00(麺売り切れ次第営業終了)
定休日
不定休
予算
~¥999
注記
諸状況により、掲載情報から変更されている場合があります。事前に施設・店舗までお問合せいただくか、公式サイト等で最新情報をご確認ください。

貝麺 みかわ(世田谷区北沢2丁目)

「貝麺 みかわ」は、福岡のホテルで日本料理店料理長を努めていた、和食のプロ店主が2021年に出店した新進気鋭のラーメン店。

また、2021年オープン後すぐの、2022年11月には蛤をベースとした出汁を使った「蛤麺 しちり」を杉並区荻窪に出店した勢いのあるお店です。

アサリ、蛤、ホタテなどの貝類の貝出汁をメインとした旨味成分たっぷりの出汁が効いたラーメンを提供しています。

香り高い黄金のスープには中細麺、その上には豚バラ、肩ロース、鶏胸肉の3種のチャーシューに葱、カイワレ大根、微塵切りの赤玉葱がトッピングされていてその高級感溢れる見た目は日本料理修行の賜物。

麺の〆に注文したい小サイズ150円~のあさりのしぐれ煮ご飯はスープを乗せてお茶漬けにすることで食感の違いや味変を堪能できます。

貝麺 みかわ
場所
東京都世田谷区北沢2-25-4
アクセス
下北沢駅から53m
営業時間
11:00~15:00(L.O.14:50) / 17:00~21:00(L.O.20:45)
定休日
無休
予算
~¥999
注記
諸状況により、掲載情報から変更されている場合があります。事前に施設・店舗までお問合せいただくか、公式サイト等で最新情報をご確認ください。

珉亭(世田谷区北沢2丁目)

「珉亭」は、創業1964年の老舗中華料理店。
なんと創業してから約60年近くになるというのだから驚きです。

テレビ東京の人気番組『孤独のグルメ』で有名な俳優の松重豊さんや80年代に人気を博したパンクロックバンド『ザ・ブルーハーツ』のフロントマンの甲本ヒロトさんが無名時代にアルバイトをしていた飲食店としても知られています。

1番の人気メニューはラーメンと半チャーハンのセットの「ラーチャン」。
昭和のノスタルジックな風味溢れる中華そばに昭和の中華料理店を思い出す、今は幻とも言うべき赤いチャーハンと箸休めのお新香付き。

細麺のラーメン食感にパラパラチャーハンの長年愛される定番の美味しさの相乗効果が貴方を虜にすること間違い無いでしょう。

珉亭
場所
東京都世田谷区北沢2-8-8
アクセス
下北沢駅から徒歩3分 / 下北沢駅から221m
営業時間
11:30~22:00(L.O.21:30)
定休日
月曜(祝日の場合翌日)
予算
~¥999
注記
諸状況により、掲載情報から変更されている場合があります。事前に施設・店舗までお問合せいただくか、公式サイト等で最新情報をご確認ください。

まとめ

創業60年、40年に渡り継承されてきた昭和感あふれるラーメン店を。そして現代の食材や調理技術が融合することにより、昭和に愛された味が更に開花したラーメンを厳選してご紹介しました。

世田谷区北沢という土地には、全く風味の異なるラーメンが集うので、住民にとっても遠方から訪れる人にとても選択肢が多くて有難いですね。

昭和に憧れるZ世代の20代の方から昭和生まれの方まで世代を問わずに下北沢を訪れる方のご参考になれば嬉しいです。