あなたは今、恋人がいますか?
国立社会保障・人口問題研究所が2021年6月に実施した「出生動向基本調査」では、18歳〜34歳の男女で交際相手がいない人の割合は、
・女性64.2%
・男性72.2%
にものぼります。
もともと、現代はリアルでの人との繋がりが希薄になりがち。
オンラインで人と人が繋がれる便利な世の中になっている反面、こういったリアルの繋がりが少なくなってしまうというデメリットもあります。
しかし、だからと言ってリアルな恋人やリアルな友人が必要ないというわけではありません。
同調査では、男女ともに3人中2人は、本当は恋人が欲しいと考えていることもわかっています。
そこで、この記事では、恋人とまではいかなくても、まずは出会いを可能にするオススメのマッチングアプリを9つ紹介します。
さし飲み
さし飲みアプリのリリースは、2023年6月。
出会いから、実際にデートに行くまで男女ともに完全無料で利用できるのが最大のポイントです。
通常、マッチングアプリ系では、以下のルールが一般的です。
・マッチングするまではメッセージのやり取りはできない
・マッチング後のメッセージのやり取りについては男性が有料、女性が無料
しかし、さし飲みでは、マッチングをする前から気になった相手にメッセージの送信ができます。
飲み友募集のコメント欄にコメントする以外にも、DMも送れるのでより気軽にマッチングしやすいアプリだと言えるでしょう。
また、飲み友募集の際にはタグの設定ができるため、お互いに興味ある項目が一緒なのかなどを事前に知ることができるのも強みです。
まだまだリリースしたてのアプリですので、利用者の多くは東京在住の方がほとんどです。
そのため、飲み友募集のエリアも東京都内が多くなっていますが、今後、利用者が増えればより気軽に利用できるアプリになるのではないでしょうか。
Tinder(ティンダー)
Tinder(ティンダー)は、世界190か国、40以上の言語で利用されているアプリ。
2022年5月の時点では、約1,070万人の有料化員がいます。
Tinderの特徴は、無料でも出会いやすいという点。
マッチングしてから直接会うまでの速度が速いことも人気の理由です。
また、Tinderでは相手の居住地との距離がわかるため、近くに住んでいる相手を探しやすいというのもメリットの1つです。
ただし、気軽に出会いが実現する一方で、継続的な友人関係、あるいは恋人関係を希望しない人が多いというのもこのアプリの特徴になっています。
その日、ちょっと空いているから、誰でもいいから飲みたい。
でも、二度目以降は面倒くさい。
そういった方に向いているアプリといえるでしょう。
ペアーズ
ペアーズは日本最大級のマッチングアプリサイト。
利用者数は2022年時点で、約2,000万人と、競合他社と比べてもダントツと多いのが特徴です。
ペアーズでは、おもに同年代の異性とマッチングがしやすいです。
また、マッチング以外の出会い方として、掲示板を使ってのコメントのやり取りがあげられます。
この掲示板のコメントは無料会員でもできるのが嬉しいポイント。
出会いを度外視しても、気軽にやり取りができるというのはかなり大きな特徴になります。
もちろん、この場所で交流を深めることができれば、その後のマッチングにもつながります。
まずは掲示板で複数人の方と会話をして、そこから合意のもとマッチングを行い、メッセージでクローズドな会話をするのもいいでしょう。
また、この掲示板でのやり取りは、異性だけでなく同性ともできるのが大きなメリットです。
同性とやり取りができるマッチングアプリは、なかなかないので貴重です。
ただし、大手であるため、どうしても海外からのスパムアカウントが一定数存在します。
こちらは一見して、スパムアカウントだとわかりますので騙されることはないと思いますが、一応気に留めるようにしてくださいね。
タップル
タップルは業界第2位のマッチングアプリ。
利用者数は、2022年の時点で約1500万人。
ペアーズよりも、気軽にマッチングできるカジュアルなアプリです。
気軽にマッチングできる理由は、より多くの人とリーチができるから。
同年代だけでなく、歳の離れた年代の方もどんどんオススメに出てくるため、そもそもの出会いのチャンスが多いというのが特徴です。
マッチング後のメッセージのやり取りは有料(男性のみ)ですので、直接会うためには男性は有料会員になるしかありません。
このアプリの特徴は、プロフィールに好みのデートプランを設定できる点です。
もともと用意されているものから自分に合ったデートプランを選びプロフィールに設定することで、同じ趣味の人を見つけやすくなっています。
ただし、これは単純な目安なだけで、共通のデートプランがあるからといって無条件でマッチングできるとか、マッチング前にメッセージのやり取りができるなどのメリットはありません。
with
とくに20代に強いマッチングアプリ。
累計会員数は約800万人です。
若い年代の人同士がマッチングするならばオススメですが、30代中盤以降の人が同年代とマッチングするにはなかなかハードルが高いといえるでしょう。
ただし、withはマッチングがしやすいという特徴もあります。
気軽に利用している人が多いため、とりあえずマッチングはするといった形です。
しかし、そこからメッセージのやり取りに発展することが少ないため、実質的なマッチング率はほかのマッチングアプリと大きな差はないでしょう。
メリットとしましては、数多くの異性に「いいね」を送れる点。
アクションを起こす回数が多ければ、それだけマッチングする可能性がアップします。
ハッピーメール
ハッピーメールは、2000年からサービスを行っているマッチングアプリです。
現在、日本にある出会い系サイトではもっとも古いものの1つになっています。
歴史が長いぶん、累計登録者も多く、その数なんと2022年時点で3000万人。
男性は従量課金制なので、1アクションごとにポイントという名の料金が発生します(女性は無料)。
しかし、登録時に無料ポイントがもらえるため、そのポイントがなくなるまでは完全に無料で利用可能。
いきなりお金はかからないとはいえ、従量課金制のマッチングアプリは、マッチングから実際に出会うまでに料金が嵩んでしまう傾向にあります。
そのため、短期決戦を狙って利用するのがいいでしょう。
特徴としては、真剣な婚活というよりも、軽くサクッと会う出会いに強いのがメリットでもありデメリットでもあります。
良くも悪くも昔ながらの出会い系の雰囲気を引きずっているため、最近のマッチングアプリに慣れている方ならば違和感があるかも知れません(もっともそれが新鮮に映るかもしれませんが)。
ワクワクメール
サービス開始は2001年。
「出会い系」と呼ばれていた時代から存在する、マッチングアプリの老舗です。
料金は、男性のみ有料。
前払いのポイント制で異性とメッセージのやり取りができます。
また掲示板機能が充実しており、そこから会う約束につながってくることも少なくありません。
オープンなやり取りでの出会いが可能なため安心感がありますが、アクティブユーザーも多いため自分の投稿がすぐに流れてしまうことがほとんどです。
メッセージのやり取りがポイント制なので、現代のマッチングサイトと比べると、どうしても古臭さが残ってしまうのがデメリットです。
掲示板を見れば、現在の出会いの様子がわかりやすいので1つのベンチマークとして閲覧するのもいいでしょう。
YYC
サービス開始は2000年からという、マッチングアプリの老舗です。
会員数は、2023年の時点で1,900万人。
大手の出会い系アプリだと言えます。
こちらも、ワクワクメール同様、ポイントを消費してアクションを起こしていく方式(従量課金制)のため、無差別にアプローチをしていくと料金が嵩んでしまいます(女性は無料)。
割り切りの出会いが多いため、そういった目的で会うのならオススメですが、長期的な関係を築いていくような出会いには若干の不安が残ります。
メリットとしましては、検索機能が強いという点が挙げられます。
たとえば「地域」や「年齢」など詳細設定で絞り込むことはもちろん、GPSで近所にいる人を検索したりすることも可能です。
こういった機能をうまく使えば、近くにいる人とのマッチ率がアップするでしょう。
カップリンク
2018年にリリースされた比較的新しいマッチングアプリ。
街コンも運営している会社が運営している「オフライン×オンライン」をコンセプトにしたアプリです。
このアプリの特徴は、街コンなどのオフラインで出会った男女がオンライン上でも繋がれるという点。
街コンで出会ったからといって、いきなりLINE交換にまで進むことは稀で、その場限りの出会いになってしまうことが多い中、カップリンクを利用すれば、街コン以降のつながりを持てるというのが嬉しいポイントですね。
街コンから繋がった人同士は、その後のメッセージのやり取りが無料になるというのもカップリンクの特徴です。
一方で、オンライン上で出会っただけの男性は二通目以降のメッセージが有料になります(女性は無料)。
おたがいにマッチングしないと、メッセージのやり取りができないのはほかのマッチングアプリと同じですが、運営側がしっかりとリアルでのつながりを大切にしているため、アプリ内の雰囲気も他マッチングアプリとは異なっています。
婚活というよりも、恋人を作りたいと考える人が多く利用しているため、そういった目的で初めて見ると案外出会いやすいかもしれませんよ。
まとめ
この記事では、出会いを見つけるためのおすすめマッチングアプリ9つを紹介しました。
マッチング機能やイベント参加など、さまざまな方法で自分に合った出会いのチャンスを掴むことができます。
忙しい日常においても、これらのアプリを利用して充実した出会い探しを楽しみましょう。